【ポケモンSM・S6使用構築】変速ラティクチ【最高2024・最終1904】
初めまして、アクアと申すものです。シーズン6、お疲れ様でした。
この度、ポケモンSMシーズン6にて、ORAS終期から目標としていたラティクチでの2000越えを達成できたので構築記事を残そうと思います。強者を”がっつり”リスペクトしているので、オリジナリティは乏しいかもしれませんが、ぜひぜひ最後まで読んでみてください!
それでは、今回使用した並びをご紹介します。
【構築経緯】
クチートと相性のいい草枠を探していたところ、グラスフィールドによってクチートによく飛んでくる地震を半減し、場持ちをよくすることのできるカプ・ブルルに注目しました。そしてこの鈍足2体を生かせるトリルを展開でき、かつ環境に蔓延する炎枠(バシャリザ)に強いシャンデラを採用し、クチシャンブルルの軸が完成しました。
しかしクチシャンブルルでは鬼火(催眠)祟り目メガゲンガーや水Zゲッコウガに上から全員ワンパン(よくて半壊)されるので、そのような高火力高速ポケモンを上から叩けるようにラティアスにスカーフを持たせました。残る2枠は上記4体で崩しにくいサザンガルドを崩せて重いドランに打点の持てる珠ゲッコウガ、電気の一環を切ってミミッキュへのごまかし性能を持つだけでなく、低速サイクルや受けループも崩せるジメンZランドロスを採用しました。
【個別解説】
メガクチート@クチートナイト いじっぱり いかく→ちからもち
じゃれつく ふいうち ほのおのキバ はたきおとす
メガ前実数値149(188)-141(188)-105-*-75-87(132)
メガ後実数値149(188)-163(188)-145-*-115-87(132)
ORASから愛用している相棒。可愛い。
調整はラティアスクチートで毎シーズン結果を出されているけいまさんの調整を参考にさせていただきました。
http://keimapokemon.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
※調整はこちらから。無断なので問題があれば消します。
HB・・・A+1A特化ミミッキュのシャドクロZを最低乱数以外耐え
HD・・・C特化カプ・テテフのサイキネZを12.5%の低乱数
S・・・・60族意識
トリル軸なのにS振り~?と思われるかもしれませんが、今回のトリルはクチートやブルルで全抜きするためのものではなく、あくまでシャンデラの切り返しとしての側面が強いこと、そもそも多少Sに割いたところで鈍足なこと、Aを削ったところで火力は十分なことからS振りで困ったことはありませんでした。Sにここまで振れば大体のポリ2やマリルリ、カバの上から技を打てるのでS振りクチートは強いと思いました(KONAMI)。
技構成はタイプ一致のじゃれつく、アイデンティティともいえるふいうち、炎打点が乏しいのでほのおのキバ、ドランの交代読みで刺さり命中安定のはたきおとすで確定です。
シャンデラ@ゴーストZ ひかえめ もらいび
実数値161(204)-*-126(124)-205(172)-111(4)-101(4)
ふわふわおばけ。キュート。
調整は第3回真皇杯でクチシャンブルルを使い、結果を残されているもちパンさんのものを参考にさせていただきました。
http://mochipan-poke.hatenablog.com/entry/2017/07/17/134349
※調整はこちらから。無断なので問題があれば消します。
HB・・・特化マンダの捨て身タックル、特化リザXの逆鱗を確定耐え、特化メガバシャのエッジを81.3%で耐え
HD・・・特化テテフのフィールド下サイキネ耐え、C+1ポリ2のシャドボを高乱数耐え
C・・・シャドボZでD4振りガブが確一。シャドボZの貫通ダメージ+火炎放射でH252D4ギルガルド(シールド)が確一
環境にはびこる炎枠であるバシャ、リザに対するそれなりに安定する引き先(いわなだれやらエアスラ怯みで強引に突破するのはやめろ)。シャンデラの耐久を甘く見てるマンダやリザXの攻撃を耐えて返しのトリル+ゴーストZで吹き飛ばすのはマジで気持ちよかったです。よくトリルターンを回復技で粘ってくる人がいますが、シャンデラ自体の高いCと呪いで安易な粘りを許しません。
技構成はタイプ一致のかえんほうしゃとシャドーボール、コンセプトであるトリックルーム、自主退場兼害悪への解答としての呪いです。
実数値159(108)-200(252)-135-*-115-114(148)
草wwwwwwwwwww
調整はシャンデラと同じく、もちパンさんのものをお借りしました。
A・・・がんせきふうじ(皮剥がし)+ウッドホーン(補正あり)でH4振りミミッキュ確一(ABミミッキュはウッドホーンで落ちません)、がんせきふうじ+ウッドハンマー(補正あり)でB4振りガブリアスまでが確一。
HB・・一舞ようきメガギャラのこおりのキバ確定耐え、二舞ようきギャラのこおりのキバ確定耐え
S・・・一回のがんせきふうじで最速ガブリアス抜き
クチシャンブルルのスターター。グラスフィールドによりクチートやシャンデラの地面弱点(だいちのちからは半減不可)をなくすことのできるサイクルの潤滑油。この特性の恩恵により、物理マンダに後投げ可能なクチートや、地震もちグロスやルカリオに後投げ可能なシャンデラを生み出します。クチートやシャンデラはそれほど場持ちの良いポケモンではありませんが、オート回復によりわずかながらでも生存性を向上させることができます。
技構成はGFと合わせて回復ソースとなるウッドホーン、S操作のできるがんせきふうじ、サザンドラやジバコイルに打てるばかぢから、高火力技としてウッドハンマーです。
サイコキネシス りゅうせいぐん 10まんボルト れいとうビーム
実数値157(12)-*-111(4)-160(236)-151(4)-178(252)
HB・・・A特化メガバシャのフレドラ高乱数2耐え
C・・・・無振りメガバシャ、メガゲンガーをサイキネで確一、りゅうせいぐんで無振りゲッコウガがほぼ落ちない()
S・・・・最速
ORASから愛用している嫁。画面の奥から出てきて。
クチシャンブルルでキツいメガゲンガー、ゲッコウガを上から叩く要員。そして運勝ちの化身。10万で痺らせ、れいとうビームで凍らせたポケモンは数知れず。
S+1メガリザやスカーフガブ、一舞準速マンダの上をとれるのは非常に心強く、終盤疲弊した相手への詰めとして非常に優秀でした。パーティー全体で重いヒトムやサンダー、ゲンガーに唯一強いので、こいつらがいたら基本絶対選出。シーズンを通して何体ものメガゲンガーをドヤ顔で葬りました。きっちりカグヤに引かれたのは2~3回だけだったのでラティアスのスカーフって読まれないんだなと思いました。奇襲最高!
技構成はメガゲンやバシャをしばくタイプ一致のサイキネとリザXをワンパンするりゅうせいぐん、マンダやランドに突き刺さるれいとうビームと、10まんボルトです。
10まんボルトという技は、単にカグヤやレヒレに刺さるだけでなく、ゲッコウガ対面での安定技になります。というのも、りゅうせいぐんはご存知の通り命中90です。そして大体のゲッコウガには2回りゅうせいぐんをあてなければならず、一度でも外したら、こちらが負けてしまいます。そんな事故を防ぐためにもスカーフラティには10まんボルトは必須級だと思っています。
なみのり(みずしゅりけん) あくのはどう れいとうビーム ☨めざめるパワー電気☨
実数値147-*-88(4)-155(252)-91-191(252)
技範囲クソデカカエル。僕だけ技スぺ8つくれ。
めざパだけレアな珠ゲッコウガ。サザンガルドやマンマンレヒレ、ブルルドヒドイデを崩すための欲張りセットになりました。
水手裏剣ではなくなみのりを採用していたのは水手裏剣ではドランの削りとして不十分なためです。最近のゲッコウガは水技を手裏剣に依存していることが多く、珠かつ手裏剣持ちとバレた瞬間ヒードランがのうのうと居座ってきているのが大変イラついたので、なみのりにしました。あくまで崩しを目的としたゲッコウガなので、手裏剣がなくて困ったことはそれほど多くありませんでした。でも欲しい場面も多いので気分で時々手裏剣を採用していた時もありました()。
めざめるパワー電気は主にマンマン水やブルドヒの崩しや、ゲッコをギャラで見る人への技として採用しましたが、ゲッコウガミラーでも50%に勝てばそのまま相手パーティを半壊以上に追い込めました。少数で流行っていたらしいのであまり認知されないでほしいです。
霊獣ランドロス@ジメンZ ようき いかく
じしん うちおとす みがわり つるぎのまい
実数値165(4)-185(156)-122(96)-*-100-157(252)
※今更端数に気付きました・・・Bは92、Dは4振りにしましょう
A・・・・ジメンZで159-118までのABミミッキュを確定一発
HB・・・みがわり後、A+1A特化ミミッキュのシャドクロ+かげうちを超高乱数耐え
おっさん。
ジメンZランドロスの一般的な調整(自分の記憶だとA1段階下降ガブの逆鱗2耐えまで耐久に振るやつ)とは若干違いますが、これは対ミミッキュ性能を向上させたものとなっています。よく見る並びにリザ+ミミッキュの並びがあり、S+1リザをラティが処理した後に起点にしにきたミミッキュが舞ってタテられることが多かったので、皮の残ったミミッキュにも”それなりに”勝てるようにしました。剣の舞のタイミングでランドを出し、みがわりでZワザを防いだ後、甘えたシャドクロ+かげうちを耐えて返しのジメンZで倒します。この調整ならば火力を十分に保持しているので、対ABミミッキュにも役割が持てます。
・・・といいましたが、当然じゃれつくから入られればかげうちを耐えることはできず、陽気ミミッキュには上を取られるので必ずしも絶対的な対策とは言えないのが難しいところです(><)。じゃれを打たれたら相手のメンタルに敬意を表します。
あとジメンZはGF半減が機能しないので、地面弱点ポケモンに対してもきっちり抜群で入るのもすこしかみ合っていたかな?と思います。
【基本選出】
①クチシャンブルル
一番信頼していて一番勝率の高い並び。この選出をする場合、ミミッキュ入りにはクチートかブルルから、ガルド入りにはシャンデラから出し、受けだしできない出し負けを全力で回避します。そして高火力技で圧をかけながらスキを見てトリルを展開し詰めていきます。
②ラティクチ+@1
ゲンガー入りやバシャ、マンダなどラティがワンパンできるポケモンが非常に多いパーティーに対する選出パターン。この構築にゲンガーは9割以上初手で飛んでくるので、ラティでゲンガーを処理し、クチート+@1で場を荒した後でラティで〆るパターンです。無難に強かったです。
【きついポケモン、並び】
・バンドリマンダ
全員上からおっけぃ!される。GFはジメンZを半減できないので、クチシャンブルルも機能してくれません。ゲッコウガの手裏剣(虚像)とランド、クチートのふいうちにおびえて選出を控えてくれないと負け。
・リザ+ミミッキュ
というかミミッキュがキツイ。
・ヘドウェボルト
そんなにブルルが憎いか?一番安定して対処できるのはラティアスなんでヘドウェくさいと思ったらラティアスを出します。
・ダストゲッコウガ
不意の毒技が一番強い
・呪いミミッキュ
クチシャンブルルがみなミミッキュより遅いのでハメ殺される。
GFをたかりにやってくるゴキブリ。ランドとゲッコでなんとかしましょう。GF+クサZで交代際のランドを飛ばすのはやめてください。
・エッジ・岩雪崩メガバシャ、もしくはイワZバシャ
なんもかんもリザマンダが悪い。
・耐久に振ったメガネテテフ
ブルルが受からない。初手にブルル以外がかちあったら半壊どころではすまないです。
・耐久に振ったメガゲンガー
ピロピロピロ~www
【終わりに】
SM最終シーズンで自分の好きなポケモンを軸にして戦えたのはとても楽しかったです。クチシャンブルルはサイクル適性のないクチートをかなり強引ではありますが疑似的にサイクルに参加させることができるので、サイクル寄りの思考だけどクチートを使いたい・・・って人にはとてもおススメできる並びだと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今シーズン「ものべの」というゲームを買ったらめちゃくちゃ調子よくなりました。みなさんもUSUMとセットでぜひ買いましょう。新たな扉が開けるはずです。
あぁ^~